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谷事務局長「東奔西走」

東奔西走 第3回

今月の谷事務局長の東奔西走

さぁ、皆さん、10月に入りました。

10月といえば、ゴルフ。ゴルフといえば、日本映像事業協会の年に1度の 名物、ゴルフコンペ。

今、谷事務局長はこの事に全身全霊を注入しております。

谷事務局長曰く、

「今年は、メンバーが例年に増してスゴイよ!!

とにかく、日テレからテレ東までの全局のエラい方々。

そればかりじゃない、WOWOW、NHKエンタープライズのエラい方まで 来ちゃうんだョ。各制作会社の皆さんは、ゴルフを通じてそういった方々と 親密になるいい機会だョ!」と。

会場は昨年と同様に浜野ゴルフクラブ。

浜野ゴルフクラブといえば、皆さん、ここの名物ともいえる16番の ミドルホールを覚えてますか?

スタートに立つと、左側には大きくて長い池。その池のむこうにグリーン。

相当、飛ばす人でも、ドライバーショットで池を越していくのは、 プロでもない限り、まず無理。

当然、第一打は、右側のフェアウェイ狙いとなりますよね。

しかし、力(りき)み過ぎると、これが左へ飛んで、池ポチャになりがちなコース設計となっています.ちなみに、右に行きすぎると丘で、しかも深いラフというホール。

さて、第一打を池の右側のフェアウェイに無事落とせても、第二打でグリーンを狙うには、依然、池越えのボールを打たなくてはならない。

しかも、グリーンはいわゆる砲台状でフェアウェイより、はるか高見にある。

この第二打で、グリーン上の旗を狙ってうまくナイスオン出来れば、 上等ですが、ここで力(りき)んだりすると、これまた、池ポチャになりかねない。

そこで、安全策として第二打も、池と平行に打って、グリーンの右側方向に 落とす作戦に出るしかなくなる。

と、なると、パーオンできないので、3(スリー)オン、2(ツー)パットくらいで、 ボギーで御(おん)の字というのが、この16番ホールであります。

いわば、大変クセのある、意地悪なホールということになるわけです。

 

ボギーはおろか、ダボッたり、ヘタすると、トリプルも十分ありうるのが、 このホールです。この恐るべき16番ホールを昨年のコンペで谷事務局長は、 賞金&チャリティーホールにしていたのであります。

それは、上手くいけば良いのですが、裏に出れば、チャリティーとして捧げる、 大罰金ホールとなる訳です。

グリーンの向こうの丘の上には、事務局のスタッフがニコニコ待ち構えていて、上がってきたパーティのスコアを聞き出し、しっかり後にチャリティー罰金を払うという仕掛けになっているわけです。

ちなみにチャリティー罰金は、ボギーだと1000円。ダボ以上は2000円。

一方、賞金の方は、パーで3000円。バーディで5000円とはなっていますが…

その懲罰のチェックの後、パーティーの皆で揃って記念撮影となるのですが、 「はい、チーズ!!」と言われても、たいていは、皆、ヘコんでいるので、 渋い顔で写真に収まるということになる。

さて、私が問題にしたいのは、ここからです。 難しいといわれる16番ホールを谷さんが賞金ホールにしたのは、いいとして問題は肝心のスタートで谷さんがちょっとした仕掛けをしていたのを、 皆さんはお気づきでしたか?

当日、皆さんがずっとまわっていたのは、ティーグランドは白マークでしたよね。

私達のパーティーもそうでした。で、16番ホールに着いたら、白マークがない!!

…というより、白と青、黒マークが一箇所に固まっているのではないか???

それを見た、キャディさんは「あ〜れ、まぁ、私もここで20年、キャディを やってるけど、はじめて見たわ!!黒、青、白、三つ揃ったの。」

そう、そうなんですョ!

しかも、一箇所にまとめられたそのマークらは、すべてフルバックの位置に据えられているではありませんか!?

つまり、白も青も、黒マークのところに寄せ集められていたのです。

皆さん、どうです?この巧妙な…というより、チャリティー罰金を取らんがための みえみえな仕掛けは?フルバックからの第一打では、ヘタな人は、相当うまく 打っても、フェアウェイの右側、長い池を半分くらいしか来てないところに 落とすのが精一杯。どうしても3(スリー)オン、ヘタすると4(フォー)オン、4(フォー)オン、 ローマ4(フォー)オンになってしまうじゃないですか。

筆者も、案の定、2打目で池ポチャとなってしまったのでした。

とにかく、多くの人がこのホールでは、池ポチャしたはずです。

ひと頃、“振り込め詐欺”というのが流行りましたが、 この谷さんの手口は、池に打ちこましてチャリティー罰金をとるということで、 “打ちこめ詐欺”と私は命名しました。

 

結果、チャリティー罰金は大分、集まったようですが、まぁ、そのお金は、コンペの賞金やパーティー代に還元されたようなので、結構なことなのですが。

 

さて、長々と昨年のコンペでの谷さんの諸行について書きましたが、しかし、 これは全くの事実、つまり確信犯なので、書かないわけにはいきません。

当日、プレイが終わってからの風呂場では、皆さんが口々に 「あの、16番には参ったよな、マークが全部、後ろに集められてさァ。 あれじゃ、トリプルも叩こうってもんだョ…」と言っておりましたので。

ちなみに、その風呂場で聞いた話しですが、大会の1、2ヶ月前に谷さんと 視察プレーをした人の話しによると、谷さんは、浜野ゴルフの支配人に16番の白マークと青をすべて黒のところに集めておくようにと指示したのを聞いた。と 言っておりました。正に確信犯です。

 

さて、皆さん来る10月7日、今年の浜野ゴルフの協会コンペでは、 16番で何が起きるのか、今から楽しみにしておいて下さい!

そして、谷さんのオチャメともいえる罠(トラップ)を皆で笑って、大いに楽しもうでは ありませんか。

 

<弁解>

昨年は「白マークをできるだけ後ろに下げてほしい。」とゴルフ場にお願いしていたにも関わらず、当日ゴルフ場の手違いで伝えた通りになっていませんでした。

皆様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。

(⇒賞品代にご協力いただきありがとうございました。助かりました!)

 

ですので、今回はティーマークの位置をレディースティーのすぐ後ろにセッティングして、距離も昨年より50Y短くしました。

 

昨年の屈辱をはらすべく、みなさんバーディ目指して頑張ってください!