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第5回 J・VIGミーティング 勉強会開催
         ~生成AIを番組制作に活用するヒント~ 

経営環境検討委員会は、東京都中小企業団体中央会と協力連携し事業者の「団体連携型DX人材育成事業」の一環として、2024年9月24日(火)14時〜上記表題の勉強会を赤坂インターシティAIR#402号室で開催しました。

 

今回で5回目となるJ•VIGミーティング。いま話題の生成AIについての制作現場の様々な角度からの活用法を学ぶために第1部は日本テレビ放送網IDX推進局ITインフラ部サイバーセキュリティ事務局シニアアソシエイトの宇佐美理氏をお招きし生成AIの

活用法を中心に講義。

第2部「くるま座の会」では参加者を8名程度のグループに分け各社生成AIに対する考え方や今後の活用法を意見交換しました。

 

 

 

 

今回のテーマ「生成AI」について組合員各位から頂きました事前アンケートには、「生成AIは制作現場において活用できるツールであると思う」ものの、「どう着手していいかわからない」「業務でどこまで使用してよいかわからない」「著作権は大丈夫か?」などというお声を多数頂きました。

そこで、日本テレビ放送網で生成AIを研究されている宇佐美理氏に「テレビ局側から見た制作現場の生成AIに関しての現状」、「求められる課題」、そして「今後の展望」など具体的にアドバイスを頂きました。

 

 

 

日々進化を遂げている生成AIですが、現時点ではまだまだ信頼をおけるものではないということ。事実は完璧でないので必ず人の目を通すことが大事。一般論は得意だが意外な発想や観点から物は言わない。

過去を思い出すことや文章を書くときの参考には使える、など生成AIのリアルをご説明頂き、また講義中に生成AIを使ってのテクニックも実演披露してくださり、生成AIの活用法をアドバイスして頂きました。

また日本テレビ放送網の社内ルール策定にあたって、情報漏洩、著作権の侵害、誤情報の3つの観点をかなり意識したそうです。

 

 

 

その後、行われた「くるま座の会」では参加者全員を4つのグループに分け、1グループ7〜8人で意見交換を行いました。

各社の生成AIとの向き合い方や現時点の使用有無、活用事例など活発に議論。生成AIによる生産性向上、制作現場の労働時間短縮、人件費削減など制作会社においての課題解決に役立てられる方法など様々な意見が出ました。

一方でまだまだ生成AIの信頼性が持てないので活用するには怖さがあるという意見もありました。

 

 

 

最後に谷事務局長より「生成AIの未来について」の総括がありました。

今後ますます進化していく生成AI。

生成AIをどう活用していくのか?どう付き合っていくのか?

課題は山積みですが、この講義が少しでも活用のきっかけになれたら幸いです。

今後もこのテーマについて経営環境検討委員会はしっかり向き合って行こうと思います。

 

文責 経営環境検討委員会 株式会社PASSION 榮永 英幸