経営環境検討委員会 第1回経営者セミナー 2010/9/28
経営環境検討委員会として、第1回 「2011年完全地上波デジタル化に伴う制作現場の展望と課題」と題して、株式会社 フジテレビジョン 常務取締役 編成制作局長 鈴木克明氏を、講師としてお招きし、講演を行いました。当日は、雨にもかかわらず、50名程の方々にご出席を頂きました。この場をお借りして、御礼申し上げます。講演は、約1時間を鈴木常務のお話を伺い、その後、約40分間を、質疑応答と言う形で行われました。
鈴木常務のお話は、
・地上派の制作現場は変わるのか、変わらないのか
・視聴率調査の変化
・デジタル化によって新たに登場するデバイス
・経営環境による変化は?
の四点について、伺いました。要約すると、地上波デジタル化になってもそれ程の変化はないでしょう。しかし、
新たに登場するデバイス m.m.b.j 等アナログ波を使った番組の制作が増えてくる可能性があるとのこと。
また、視聴率調査の変化により、現在、地上派のみの視聴率であるが、今後は、パソコンのテレビ視聴も対象になったとのこと。今後の問題としては、ドラマ、バラエティなどは、リアルタイムではなく、録画によって視聴する。視聴率調査としてはこれをどうするのかが、今後の課題であるとのこと。
労基法による 労働条件の改善を考えているとのこと。(これは、フジテレビに限ってのことですが)最後に、テレビ業界は、魅力のある業界にしなければいけない!!!
以上、大変興味深いお話を聞かせて頂き、有意義なセミナーとなりました。
文責 経営環境検討委員長 泉放送制作 田中久雄